算数−時間と時刻「小学生の親御さまへ伝えたい事」

「鹿を追う者は山を見ず」

鹿を一生懸命に追って気を取られていたら山全体の事など全く目に入っていなかったという意味から
視野が狭くなると他の事を考える余裕がなくなり大切なことを忘れてしまうというたとえの諺です。
この諺を冒頭に持ってきた理由は
子達に何かを教え伝える時に
目先の事ばかり気にすると「やっつけ仕事」になります。
もっと先の大きな広い事は何だろう?
子達の幸せな人生につながる事は何だろう?
それを考える事が子達も私も幸せな人生を歩んでいくのではないかと
考えています。

保護者様からのご相談

以下は私のYouTube子育て学校チャンネルにお送りくださった
コメントです。

先生、こんにちは、とうとう今時計の授業してますがやはり全くわかってません。゚(゚´ω`゚)゚。
時計はなんとか読めますが、たとえば9時10分の30分前や1時間前、1時間半前、
後などになると全くです。゚(゚´ω`゚)゚。
もぅどうして教えていいやらです。9時から何分後だけならわかりますが、
とにかく時間帯が9時→8時台になるとかだと理解出来ません。
午前や午後の理解もいまいちです。
先生の過去動画観たりしてますが、またよかったら教え方はもちろん
子供自身がわかりやすい考え方などありましたらあらためて教えて下さい^^
いつも助けて貰ってますので駆け込み寺みたいにしてすみません:(;゙゚’ω゚’):
 
以上

保護者さまのお気持ちがとてもよく伝わってきます
算数-時間と時刻の単元では
①時計を読む
②〇〇前 〇〇後
③午後1時は13時
④時計の計算
ここまでで3年生の単元になります。
やり方・方法はこちらで少し話していますので
よろしければどうぞ
時間と時刻のポイント①
時間と時刻ポイント②
時間と時刻ポイント③

もちろん時計が読めると良い事はたくさんあります!
規則正しい生活に向けて助けになってくれます。
計画を立てるにも役立ちます。
「早くしなさい!」と声をかけるのでなく何時までに と
伝えられる事は親御さんにとっても良い事です。

それともう1つ
まず初めに子達には時間に興味を持って欲しいと私は思っています。

【算数-時間と時刻】で最も大切に導入している事

昨日の自分が今の自分を作っていて今の自分が未来の自分を作っているわね
時計っていうのは時間が動かしてるって事よね
絶対に止まらないものって時間以外にある?
同じ時間なのに
あっという間だとか長すぎるとか変だよね
同じ時間なのに
ワクワクしたりドキドキしたりドッとつかれたり
どうしてだろうね
色んな事を子たちと対話していきます。
そして
蝉の一生の話を必ずします。
セミは3~17年ずっと土の中にいます
セミが成虫になってからは、大体1週間くらいの寿命です
うまくいけば1カ月くらいは生きられるそうですが私たちを含め外敵&天敵が多いので
長生きするのはセミにとって難しいことです。
こうして蝉の人生について考えていきます。
そしてこうして考えている間も時は過ぎているんだねと言いながら
子達はゆっくりじっくり様々な事を考え教えてくれます。

答えなんてないし求めてもいません
だけど人生において時間を意識して深く広い所で思考できることが
幸せにつながるんじゃないかと思うからとても時間をかけます。
夏になって
セミがミーンミーンと鳴いた時に
少しでもこの教室で話した事を思い出せばいいなぁと思うのです。

時間を考える本のご紹介

教室で時間について対話をした次には
3冊の本を読みます。
1冊目は
「おおきな木」

こちらの本は子達だけでなく親御さんに向けても授業で使っています
時間について深く考えさせられる本です。

2冊目は
「絵ときゾウの時間とネズミの時間」

3冊目は
「チックタックじかんてなあに?」

算数-時間と時刻 について

算数の学問として時間に向き合うのも大切なことですが
親子が人生の時間について向き合える事は少ないと思うのです
そして親以外のナナメの大人として存在している
ナナメの大人代表の私と子達が時間について
じっくりゆっくり考えた時間は
子達がいつか大人になって様々な時を過ごしているときに
ふと思い出す時間であるといいと思っています。

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