生物ナマモノの話

昨日は七夕様だからいろんな話をしようと
あれやこれや仕掛けを考えてた…
塾が始まり子たちが集まってくる時間
元気印の女子が
ハンカチで顔を押さえ号泣でやってきた…
いつもの教室の空気がかき消され
シーンとなって
男子たちが困り果てている。
号泣の理由は
可愛がっていたインコちゃんが
学校から戻ると死んでいた事。

私もどうしたらええのかわからずに
お花を摘もう!そう言って彼女とお花を摘み始めた。
『先生、今日はもっと悩ませて!』彼女が私にそう言った。
授業時間も気になっていたし男子たちの事も思う。
そうでなくともセカセカしている私の心を
彼女はよく見ている。
本当に私は(;´д`)トホホな先生…

教室に戻り
どうしたら良いのかわからぬ自分を棚に上げ
男子に尋ねた
一体、彼女を励ますにはどんな方法があるのか?
一人は何も言わず
すぐ席を立って黒板を消しに行き
ここに思いを書き!と言った。

一人は
ドラゴンボールを7つ集めるといい!そう言った。

私に一つも浮かばなかった回答・・・

男子に色々助けられ彼女はようやく泣き止んで
授業に取り組めた。

彼らはナマモノだから
毎回毎回驚かされる。
毎回毎回私の不甲斐なさに反省させられる。
彼らの中に
絶対に消してはいけない事と
足してゆかなければいけない事とがあると思ってる。

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