寂しかったでしょ。とチョコレート

【欲を発動し欲を発動させる事】

先週お休みしていた子が元気に来てくれた。
『先生。お休みしててごめんね。』と扉を開けながら言ってくれて
先生に何で謝るん?って聞いてみたら
『寂しかったやろ。さみしい思いをさせたからゴメンねやねん』そう言った。
確かに、このクラスの花である彼女はパッとして明るい。
他の生徒たちも彼女のお休みを残念に思っていたしなんだか静かやなぁ~って
言ってた。彼女の言うとおりだと思った。
彼女がカバンをごそごそし出して
いくつかのチョコレートが入ったカップをひとつ取り出した。
『自転車で駄菓子屋さんまで行ってクラスのみんなの分が足りる
チョコレート探して買ってきてん。今日はお楽しみがあるよ~』
そう言った。
彼女のみんなを想う気持ちがとっても嬉しかった。
授業を終えてハートのチョコレートを眺めていたら、
私は、『私がいなかったから寂しかったやろ?』って
誰かに言えるかなと考えてた。
私なんかいなくても、その場はそれなりに時間を進めるし
私なんかいなくても、誰も気にはしない。
私なんかいなくても、誰にも迷惑はかけないし。
『私なんか』 がドバっと出てきた。
大人になるってこういう事なのか?
私がいじけた人間なのか?
どーゆーことかはわからんけど、
だけど、我が子育ての時は
自分がいなければ寂しい思いをさせると
堂々としていたなぁ。

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