イチゴの花と食育

新3年生クラスの生徒たちは
算数でも国語でも
先生、つまりこういう事?
それは、深海魚ににているねぇ~
僕の学校の先生はなぁ…と、
私に伝えたいことであふれている。

 

さて、保護者の方々から子たちとの
休憩の一口差し入れをいただくことがある。
食にうるさいイメージの私に持たせて下さる差し入れは
結構なプレッシャーだと想像しながら
思考を凝らされたフレッシュな旬のものを
ありがたく頂いております。
せっかくの保護者様からの思考を私で止める訳にはいかず
休憩中には食育の授業が入ることがある。

みんな自分の今、口にしているものだから
必死に聞きながら食べながら、質問沢山して
なんだか、大腸の長さとか覚えてしまう…笑

先日はイチゴのタッパの中にこの↑お花が一緒に
入ってきた。
おおー!!
ツボミと開花したお花と実になろうとしているものと
全てがついている。
受粉の事をテーマに蜂たちのお陰で植物は成り立っている
事をやろうと考えてた…
黒板に絵を書き出したら
ランナーは土に触れ条件が整えば自力で根をだし
新しい株となる事を伝えたくなった。
どんな土壌でも根をはれるランナーであってほしいと
強く思った

子たちはイチゴを口に入れながら
花を表も裏もゆっくりと
へぇ~と言いながら見ている。
『先生!!この後ろのやつイチゴの葉っぱにそっくり!』
と言った。
そうやで、そことイチゴのヘタは同じもんや。
『じゃあ、これはイチゴや!』と緑の実らしきものを
触っていた。

受粉を教えなくて良かった。
ほんまに良かった。
発見する学びを奪わなくて良かった。
大人学校でも子ども教室でも
時にドキッとすることがある。
何でもかんでも教える自分に酔いしれて
相手の学びを奪い取ろうとすることがある。
ハッと気が付いて黙る。
発見する喜びそしてもっと学びたいとつながる。

伝えない事、待つ事、
黙って相手をじっと見守る事が
本当に難しい事。

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